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今年もあとわずかとなりましたね。空気が乾燥し、寒さも一段と厳しくなってきました。風邪やインフルエンザが流行しやすく、また、クリスマス、年末、年始と行事が続き慌ただしい時期です。生活リズムが崩れがちですが、朝・昼・夕と3食しっかり摂り、且つ栄養のバランスに気をつて元気に過ごしましょう!!

12月には冬至を迎えます。冬至には冬至かぼちゃを食べるご家庭も多いのではないでしょうか。そこで、今月は『あずき』と『かぼちゃ』についてお話します。

「あずき」

あずきには、良質のたんぱく質はもちろん、豊富なビタミン類(B1・B2)やカリウム、リン、鉄、食物繊維、亜鉛、ポリフェノールまで幅広く含まれています。

ビタミンB1・B2はビタミンB複合体と呼ばれ、体内で糖質(でんぷん)や脂肪を分解し、カロリーに換えるのに不可欠な栄養素で、これが不足すると体がだるくなったり無気力になったりします。ビタミンB1・B2に富むあずきは心身にとって元気の素といえます。

この他、あずきにはサポニンという独特の成分が含まれ、せきを鎮めたり、痰をとる作用、二日酔い、利尿作用によるむくみ防止、便秘、母乳の分泌増進などに効果があると言われています。

「かぼちゃ」

冬至にかぼちゃを食べる習慣は江戸時代からあると言われています。当時の冬は野菜不足となることがあったそうです。そこで夏野菜であるかぼちゃが注目されたのです

かぼちゃは長期保存でき、ビタミンやカロチンなどの栄養が豊富に含まれていて高カロリーの為、栄養不足を補うにはぴったりの食材だったのです。また、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、鉄分、カルシウム等がバランスよく含まれています。

そのため、風邪予防やガン予防、疲労回復、冷え性、動脈硬化、貧血、老化予防などさまざまな効果があると言われているのです。

また、中国では昔から小豆の赤い色は厄除けや魔除けの色と言われてきたそうです。
あずきとかぼちゃを一緒に食べることで、冬場に不足しがちな栄養素の補給源となり厳しい寒さを乗りきり、さらにしっかりと厄除けし、運気を上げるという意味で食べられている背景もあるようですね!!

*引用文献:井村屋HP・北海道食材百貨HP・これ知ってる?HP