5月の献立表(栄養科)

2017.05.05 ブログ

5月の献立表(栄養科)

5月は新緑が美しく、気持ちのいい季節ですね。また、新年度がスタートし1ヶ月、緊張がほぐれほっとすると同時に、季節の変わり目で疲れがでやすい時期です。『早寝・早起き・朝ごはん』で生活リズムを整え、栄養バランスの整った食事、十分な休養をしっかりとり体調を崩さないようにしましょう。

さて、5月は「端午の節句」があります。端午の節句では、柏餅や粽(ちまき)を食べますよね。柏餅にはどんな意味が込められているのでしょうか?

○新芽が出るまでは葉が落ちない、カシワの木の特徴から「代がずっと切れない」といった意味で、子孫繁栄に縁起の良いもとされています。

○また、葉の形が手のひらを連想させ拍手を打つ様、つまり拍手というのは神様の前で打つものということから、神聖なものと考えられてきました。

○食べることというのは昔は極めて重要なことでした。食べ物を盛り付ける食器に葉を利用していたそうです。その葉を炊葉(かしきは)と呼んでいたことが、名前の由来だそうです。大きな役目があるカシワの木は神社にたくさん植えられるようになり、神聖なものと信じられてきました。

○カシワの葉は、抗菌・防腐作用があります。(参考資料:流行ニュース速報発信局HP)

江戸時代に広まった「柏餅」には、たくさんの由来や願いが込められているんですね!!是非、旬の食べ物や行事食で季節を感じてみてはいかがでしょうか?

4月の献立表(栄養科)

2017.04.18 ブログ

4月の献立表(栄養科)

皆さん、こんにちは。当施設の食事はいかがでしょうか?

4月に入り、朝晩まだまだ寒い日が続きますが、日中は春らしく温かく感じられ、過ごしやすくなってきたのではないでしょうか。そして、色とりどりの花々が咲くのが待ち遠しい季節となってきましたね。

また、たけのこやうどなど、早春に旬を迎える食べ物が増えてくる時期でもあります。当施設の食事でも、皆さんに春を感じて頂けるよう、旬の食材を取り入れたメニューにしてみました。是非、一緒に春の訪れを身近に感じて頂けたら幸いです!!

「たけのこ」

春を代表する食べ物ですね!!たんぱく質が豊富で、ビタミンB1・B2、ミネラルを含んでいます。また、「食物繊維」豊富に含んでおり便秘の予防・改善、またコレステロールの吸収を抑え体外へ排出してくれる効果が期待できます。たけのこを茹でた時の白い粒は「チロシン」という栄養素です。神経伝達物質の原料となる栄養素で、集中力を高めたりストレスを和らげるなどの効果があるといわれています。

「うど」

うどの大半は水分からなっていますが、決して栄養素が豊富な食べ物とは言えませんが、体の代謝機能などに作用する微量栄養素を含んでいます。中でも、体内の水分代謝を良くする「カリウム」が豊富に含まれており、余分なナトリウムの排出する役割があります。また、旨味成分でもある「アスパラギン酸」が含まれているのも特徴です。エネルギー代謝を高める作用も期待できる栄養素で疲労回復にも役立つといわれています。

参考資料:旬の野菜百科HP、良好倶楽部HP、食品の効果効能辞典HPより

栄養科より

2017.03.20 ブログ

栄養科より

今年の雛祭りは、2色の押し寿司ちらし、はまぐりの潮汁、茶碗蒸し、菜の花の酢味噌和え、3色ムースプリンを提供しました。

「押し寿司」は、五目酢飯と桜でんぶ酢飯の2色ご飯の上に生魚をたっぷりとのせて提供しました。「ムースプリン」はひし餅をイメージし抹茶・バニラ・いちごの3色に、一層一層冷やし固めて調理員が手作りで仕上げました。

普段なかなか食べることのできない、生魚に喜びの声が聞かれました。

栄養科より

2017.03.20 ブログ

栄養科より

本日3月20日(月)は彼岸です。当施設の昼食は、ぼた餅、長いもの天ぷら、菜の花の酢味噌和え、すまし汁を提供しました。お粥食の入居者様には、お粥で作ったぼた餅を提供し、美味しかったぁと笑顔が見られました。

3月の献立(栄養科)

2017.03.02 ブログ

3月の献立(栄養科)

3月3日は、『ひなまつり』です。

ひな祭りは、平安時代の宮廷貴族の「ひな遊び」や上巳の祓いの「流しびな」が起源と言われています。それが、健やかな成長や幸せを願う日と変化していき、今のひな祭りとなったそうです。ひな祭りでは、縁起の良い食べ物として、ちらし寿司、はまぐり、菱餅、雛あられなどがあり、それぞれには様々な願いや意味があります。

◇ちらし寿司は、えび【長生き】、れんこん【見通しがきく】など、縁起の良い具材が使われていることから、祝の席にふさわしいものとして親しまれています。

◇はまぐりは、対になっている貝としかぴったり合うことができません。一生一人の人と添い遂げられるようにと願いが込められています。潮汁などにして食べられます。

◇菱餅は、三色に意味がありいくつかの説があります。緑【健康・長寿】、白【清浄】、ピンク【魔除け】を意味する説や、「雪がとけて(白)大地に草が芽生え(緑)、桃の花が咲く(ピンク)」といった春の様子を表している説もあります。

◇雛あられは、ピンク・緑・白・黄色の4色で、四季を表しているといわれており、一年中幸せに過ごせるように」という願いが込められています。

その他にも、願いごとが叶うと言われるさざえや、はまぐりの代用品としてあさりなどの貝類もよく登場します。野菜では、芽を出すものが喜ばれ、わらびやよもぎ、木の芽などをおひたしや浅漬けにしたり、白酒に浮かしたりして楽しみます。ぜひ、ひな祭りならではの、縁起のいいメニューを取り入れて、子どもたちの末永い健康と幸せを願ってみませんか。食卓の会話も弾んで、おなかだけでなく、心まで満たされそうです。(※参考資料:やずや食と健康研究所HP、人形の久月HPより)